ニコニコゲーム実況について思う事


ちょっと思う事があったので
あくまで一意見、僕個人の見解。


もくじ
1.何故、これ程までに「ゲーム実況」がニコニコに普及したか
2.新作ゲームの実況について
3.出会い厨
4.現在、ゲーム実況は衰退の一途か?

1.何故、これ程までに「ゲーム実況」がニコニコに普及したか


 ニコニコの新着動画をを開けばほぼ確実にゲーム実況動画を見つけることができる。一日に投稿される実況動画は数百個、ゲーム実況者は5000人に達するとまで言われている。この話の真偽はともかく、ニコニコのゲーム実況がそれ程に栄えているという事実は確かである。


 ここでやっと議題に入る。何故、ゲーム実況がこれほどまでに流行したか。それは、ただ一言「お手軽だから」に尽きる。


 お手軽だから。そう、お手軽だからゲーム実況をやりたがるのである。つまり、“他のカテゴリは技術が要るけど、ゲーム実況はただお喋りしながらゲームしてるだけで良い(簡単に人気になれる・自分にもできる)”という思考にいたった奴らがゲーム実況をしている大半なのである。


 この思考が間違っている事は一見して明らか。そんな甘い考えで始めた奴らが実況を長続きさせることは恐らく不可能だし、勿論クオリティも低い物が出来るだろう。現に、人気が出なくて途中で放棄されている動画シリーズは大抵クオリティが低い。当たり前だ。クオリティが低いから人気が出ないのである。


 しかも、実況プレイのクオリティ以前に動画のクオリティが低い物が非常に多い。喋り・プレイの面白さ以前、画質・音質・動画の長さ・音ズレ等の不具合など、これらの問題を抱えた、本来大衆向けに公開すべきではない程の動画が投棄されている。


 簡単にできて人気もとれるから、と高を括った挙句、手を抜いて作った結果である。


 更に動画アップを止める際に、完結していないシリーズを削除せずに放置する、正に不法投棄と言うべき所業を行う輩がいる。これは人気動画のうp主にも言える。完結していないシリーズ物など信者以外に楽しめるものでは無い。


 多少関係の無いところまで話が延びてしまったが、議題に対する結論はと言うと…。


結論:スーパープレイや相当の技術を要する動画に対して、実況プレイ動画はアップする事自体は簡単にできるから。

2.新作ゲームの実況について


 新作ゲーム。それには子供なら誰しも期待に胸を膨らませ、同時に財布を膨らませる事に尽力し、発売日を待ち遠しく感じるもの。そんな新作ゲームを実況すれば、当然再生を稼げるし、人気も出るだろう。


 しかし、忘れてはならない。元々、新作・旧作に関わらずシェアゲームのプレイ画面をネットにアップすることはご法度、著作権法違反である。当然、フリーゲーム・プレイ動画をうpする事を許可されているゲームならばOKだろう。だがしかし、それ以外のゲームの場合、当然違法である。


 そもそも、現在ゲーム実況プレイ動画が(多少の削除はあるものの)削除されずに存在していられるのは、メーカーがある程度許容している・動画の存在を知らない・著作権が切れている(ほぼあり得ない)、の内のいずれかが主な要因だと思う。


 中でも、一番あり得る原因の〈メーカーがある程度許容している〉、この場合でもまず“黙認”という状態、表面上はプレイ動画のアップを禁止している状態が通常。では何故黙認しているのか、それは、元々二次創作に対して甘い・ある程度の商業効果を見越して・めんどう、のいずれかが理由だと思う。ただ、通報されなければ大抵のゲーム実況は消されないは事実だ。


 だが、そんな“メーカーに黙認されている状態”で「新作動画をうpするのは売上貢献にも繋がるからうpしても良いだろ」なんて考えは、間違い勘違い思い違い以外の何物でも無い。メーカーにしてみりゃ、盗人猛々しいとはこのことである。確かに多少売り上げに繋がる動画もあるだろう。ただ、メーカー側はプラスの要素以外にもマイナスの要素も考慮しなければいけない。新作RPGが出たとしてそれの実況動画が出たら、もしそれがストーリーやムービーが売りのゲームだったら、もしそれを見た人が「ふ〜、良い話だったなー」でゲームを買うのを止めたら…。少しでも売り上げを伸ばしたいメーカ側に取っては由々しき事態である。


 だからと言ってRPG以外ならOKという事でもない。何が言いたいかと言うと、本当に売り上げの事を考えるなら、メーカー側の創作意欲を思うのなら、新作ゲームの実況は自重すべきだと俺は思う。


結論:新作ゲームは十年寝かせて熟成させてから実況しろ。もしくは実況すんな。

3.出会い厨


 ネット関係で人と人との繋がりが出来ると自然と発生するもの。オフ会。特に実況プレイでは、コラボ実況する際に実際に会って実況するという手法も色々と便利で、いろんな実況者が実際に会っている。


 ただ、こうなってくると矢張り実際に会うためだけに実況を始めるという、俗に言う出会い厨という輩も自然発生してくる。まぁ、有名実況者が怪しい輩とむやみやたらに絡む事は無さそうだからこれは別にいいや。


 いつもひとり、という実況者がブログで「実況者同士の繋がりが増えすぎてキモイ、冷めた」みたいな記事を最後に消失したのも記憶に新しい。確かに、人が増えるにつれどんどんと馴れ合いの空気になって来た。


 ただ、これはもう本人同士が良いのであれば、他者がアレコレ言うのもどうかと僕は思うので、好き勝手会って友達増やしてくださいとしか言えない。


 ていうか眠くなってあまり頭回らなくなってきた。書きなおすかも


結論:mixiでやれ。

4.現在、ゲーム実況は衰退の一途か?


 最近よく「ゲーム実況終わったな」的な事を言われているのをよく目にする。では、実際に終わりに衰退しているのか?と言ったら、答えはNOだと俺は思う。


 実際に見てみれば分かる。一日に投稿される実況動画は格段に増え、ランキング上位に実況動画が鎮座ましましている状況も最近では珍しく無くなってきた。これを衰えていると勘違いする原因の一つに、数が増えすぎたという事が挙げられる。確かに、全体的な人口は増えたものの、増え過ぎたせいで前述1でも言ったように、クオリティの低い動画が増えた。そのせいで全体的な平均値が下がってしまい、実況自体が衰退していると思えるのだろう。


 今でも実際にたくさん面白い動画はあげられているけれど、数が多すぎて石ころの中に埋もれてしまっている。これは昔のhacchiと同じだ。hacchiも、昔2chのスレッドで紹介されて、50〜100程度の人の目に触れ、そこからスパイラルに入り大人気となった。今ではそんなダイヤの原石を見つけようにも、如何せん数が多すぎて見つけられないのだ。だからその原石は人の目に触れることなく、ひっそりと実況を止めるだろう。


 衰退しているように見える原因はそれだけじゃない。


 相次ぐ人気・古参実況者の引退・休止もその一因だ。特にゆとり組のしんすけ・ヤスの引退は大きい。現在累計500万再生を超えるのまとめ動画を拠点に活動しているゆとり組。その主力しんすけとヤスが引退し、4人が2人になったのだ。数多くの人気実況者に実況を始めるきっかけを与えた動画“ゆとりFF4”、その動画もゆとり組が投稿したものだ。特に一番実況に精力的で人気だったしんすけの引退が与えたショックは大きい。(ちなみに最近しんすけはちょっとだけ復活した)


 だがこの一連の引退・休止事件には、世代交代、という言葉がしっくりくる。勿論昔から今でも頑張っている実況者もいる。だが、ニコニコではどんどん新しい実況・実況者が生まれている。ちなみに俺は最近初めた実況者の動画はほとんど見ていない。だが、いずれ何かの拍子に見るようになると思う。今はちょっと古参達の動画を見るのに忙しいだけだってホント。


結論:実況は終わって無い、むしろやっと今始まった。




 乱文・長文、稚拙な文。だけど、頑張って書いた。苦情・批判・同意・指摘・諸々の意見募集中。

 さて、この記事内で俺は一体何回「だが・しかし・but」を言ったかな?